【6年生むけ】志望校の入試傾向を分析する(算数・理科編)

言うまでもなく、中学受験の合格は、各校が作った当日の入試問題の出来栄えで決まります。直前に受けた模試がどうだった、塾のクラスがどうだったとか、全く関係ないのです。

よく、「過去問は過去に出た問題で、二度と出ない」と言われます。確かにその通りですが、入試当日は結局、過去問の兄弟姉妹みたいな問題が出るのです

だとしたら、過去問とは志望校入試対策における最高の類題集なので、これを制覇しておくことが、合格の近道です。

中には、「偏差値的に余裕があったから、過去問は1回も解かなかったけど合格。ふふん♪」などという猛者もいます。それはそれでいいと思いますが、「偏差値が届かない」、または「まあ相応くらい」という普通の方は、これからの時期は、志望校の入試に出そうな問題の得点率を少しでも上げるべく、努力する必要があるのではないでしょうか。

苦手分野をなくし、全ての問題を解けるようにすれば、模試も入試も大丈夫! となるのでしょうが、中学受験の膨大な範囲でそんなことは普通は無理です。その前に受験日が来てしまいます。だとしたら、親ができることは、「やらなくてはいけないことを絞ってあげること」です

たとえば、「子供はN進法が大の苦手。何度やってもすぐに忘れてしまう。この夏こそは、家庭でじっくりやらなくっちゃ!」という場合、実はお子さんの志望校にN進法が過去に一度も出たことがない、と分かれば、他の単元をやったほうがいいと思いませんか。

やることを絞るために必要なのは、志望校の傾向分析です。しかし、志望校の傾向をちゃんと分析するのは、小学生の子供にはかなり難しい作業ですので、親の出番です。特に算数と理科は傾向分析がしやすいので、過去問を手に入れたら、土日でもやってみてください。

まずは、過去の出題分野をシートに書き出す。

この作業は、できれば、Excelなどを使うことをお勧めします。

声の教育社の「志望校の傾向と対策」ページの表から、出題単元の分野を縦軸に、年度を横軸にしてExcelシートに入力します。作るのが面倒だと思いますので、私が過去に作った雛形を下に置いておきます。特にユーザ登録とかも必要ありませんので、お気軽にダウンロードしてみてください。

過去問分析イメージ
Excelシートのダウンロードは↓下の青いボタンをクリック

過去問分析表(Excel)をダウンロード

皆さまの志望校にあわせて適宜改変してお使いください。文章、関数などは最善の注意を払って作成しておりますが、誤りがあった場合、何ら責任は取れませんので、内容確認の上、自己責任でお使いください。 でも何か問題を見つけた場合は、お問合せページから教えて頂ければ助かります。 <(_ _)>

声の教育社の該当ページには、「〇印はその分野の問題が1題、◎は2題、●は3題以上出題されたことをしめします。」

とありますが、記号のままだと後で集計しづらいので、 〇=1 、◎=2、 ●=3と読み替えて入力します。

後は、これを第1志望校~第3志望校くらいまで横に長い表になるように入力していきます。

過去何年前まで入力するかは、傾向を把握する意味で各校、最低3年分~5年分は欲しいです。また、複数回試験を実施している学校は、できれば回数ごとに分けて、全て入力すると、分析がしやすいと思います。ただし、入試改革などにより、明らかに途中で傾向が変わっている学校の場合、昔のものは対象から外し、最新の傾向と同じ年度までで構いません。

合計点数を算出する

最後に表の右側に合計点を集計してください。

総合計だけでなく、学校別の合計、複数回受験がある学校は、実施回により傾向が異なる場合もありますので、回数別(たとえば第1回入試のみ)の合計も集計してみてください。

傾向分析を分析する

学校別の合計点数をみると、各校で出題される傾向がみえてくると思います。

また、第1~第3までの志望校に共通して出題されるもの、逆にほどんど出題されないものなども判別しやすくなります。Excelのフィルター機能を使用して、値を絞り込むとさらに見やすくなります。

合計点が何点以上を重要分野とするかは、傾向の散らばり具合で判断するしかないです。

しかし、第一志望と全ての学校の総合計の各トップテン(数値フィルターの“トップテン”機能で簡単に絞れます)で苦手分野がある場合は、是非対策をしたほうがいいでしょうし、 また、全ての学校の合計点数が0点の分野については、出題される可能性が低いということですので、後回し(または捨てる)にするなど、今後の指針を固めることができます。 少なくとも「何を勉強したらいいのかわからない!」という漠然とした不安は、少し落ち着くのではないでしょうか。

面倒な作業です。親の休日が1、2日潰れそうです。だからこそ、ここまでやる家庭は少ないので、やっておくことをお勧めします。

逆にもっと細かく分析したいという方は、声の教育社の傾向と対策ページを使わず、予習シリーズやバックアップを参考に分野一覧を細かく作り、過去問の問題を1問ずつチェックしながら分野別に振り分けて表を完成させるという手もあります。ただし問題を見て、「これは〇〇算」などと出題分野を仕訳けられるくらいの知識が必要になってきますが…。

↓国語・社会編はこちらです。

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